こんにちは。minamiです。
ピアノを習ってみたい人、またすでにはじめている人。
ご自身やお子さんのレッスンの中で、先生からこんなコミュニケーションがあったかもしれません。
ピアノが上達したいのであれば、もちろん自宅での練習は必須です。
でも、ピアノって高いし置き場もとるし。。。 と中々一歩が踏み出せないですよね。
この記事では、わたしがこれまで音楽教室の運営に携わった経験や、ピアノの先生、保護者やママ友の情報をベースに、オススメの電子ピアノをピックアップしてみました。
利用シーン別にまとめましたので、お気に入りの1台を見つけてもらえると嬉しいです。
Contents
ピアノ初心者の大人・3~5歳の子どもにオススメの電子ピアノ
まずはピアノ始めたての方やお子さん向けにオススメの電子ピアノをメーカー別に見ていきます。
いつかアップライトピアノなどの本物のピアノに買い替えるかも、とお考えであれば、基本的にはYAMAHAかKAWAIを選んでおきましょう。
2つともピアノメーカーですので、アコースティック楽器作りのノウハウが電子ピアノにも活かされています。
そして当たり前ですが、YAMAHAであればYAMAHAの音、KAWAIであればKAWAIの音が出ます。
このことから、将来の電子ピアノ→アップライトピアノの移行も違和感なく行えます。
電子ピアノの一番スタンダードな形です。
ピアノメーカーが家庭での練習用として作っている電子ピアノですので、必要十分な機能と価格のバランスが取れています。
YAMAHAと双璧をなす老舗ピアノメーカーの電子ピアノです。
イメージは質実剛健。
鍵盤の構造が独特で、よりグランドピアノのタッチに近い弾き心地が楽しめます。
YAMAHAのグループ企業となります。
コンパクトなサイズとリーズナブルな価格が特徴です。
本業はシンセサイザーなので、ピアノの代わりとしての電子ピアノの性能ではYAMAHA、KAWAIに一歩劣ります。
KORGと同じく、本業はシンセサイザーです。
そのためピアノメーカーには一歩及びませんが、家具メーカーとのコラボ製品を作ったりとオシャレなデザインの製品がたくさんあります。
そもそも楽器メーカーではないため、ここに上げているメーカーの中では1ランク下がります。
リーズナブルな価格、また家電量販店での販路が大きいので手に入れやすいのが特徴です。
ピアノ経験者の大人・子ども・教師・保育士にオススメの電子ピアノ
元々ピアノは弾けるけれど、忘れないように毎日軽く練習したい。。
教師・保育士など仕事で使うから、鍵盤は家にあったほうがいいな。。
といった方向けに、安い!小さい!を基準にオススメの電子ピアノをメーカー別に見ていきます。
鍵盤蓋がある・ないで価格が少し変わってきますので、どちらが使いやすいか生活シーンに落とし込んでイメージしておきましょう。
奥行きが狭くかなりのコンパクトサイズです。
スタンドを取り外せば持ち運びもできるので、練習場所を選びません。
鍵盤蓋がないためホコリに注意!
上で紹介したYAMAHA P-45Bと比較し、専用スタンドに3本ペダルがついているなど高機能。
その分コンパクトな電子ピアノとしてはお値段もお高めです。
ご自身の状況に合わせて選びましょう。
とにかくリーズナブルで軽い(重さ6kg!)、運指の練習だけを行うのであれば最適な電子ピアノです。
鍵盤に癖があり、アコースティックピアノの本格的な練習には向きませんのでご注意を。
KORG Liano L1SPより1kg重くお値段も少し上がっています。
このクラスですと、性能や機能よりもサイズや重さ、価格で比較して、Rolandが好きであればこちらという選び方をした方が後悔がないでしょう。
乾電池で動かすこともできる変わり種です。
もちろん電源ケーブルもついているのでご安心を。。
KORG、Rolandと比較して重いのでご注意!
アップライトがほしいけど…という方にオススメの電子ピアノ
レベル的・予算的にもアップライトピアノが用意できるけれど、事情があって買えない。。。
という方向けのハイエンドな電子ピアノについて見ていきます。
アップライトピアノが買えないケースはこの3つになるかと思います。
- 音が出せない環境
- 重すぎて置けない
- 搬入経路がない
それぞれ考え方のヒントがありますので、基本的にはアップライトピアノが用意できるのであれば、そのほうがいいです。
- 音が出せない環境
消音ピアノ・ピアノ消音装置というものがあります。
ハンマーの稼働音すら出せないということでなければ、一度見てみてください。 - 重すぎて置けない
アップライトピアノはおよそ200kgです。
これは大人の男性3人分ですので、そう考えると実はそれほどでもありません。
どうしても厳しい場合は、床の補強もアリです。 - 搬入経路がない
クレーンで吊って窓から搬入するやり方も普通に行われています。
費用は3~5万円程度なので、興味があれば運送会社に確認してみましょう。
YAMAHA電子ピアノのフラッグシップモデルです。
見た目は完全にピアノです。
楽器メーカーだからできる、限界までアコースティックピアノに近づけたタッチ感と音響が特徴です。
KAWAIの電子ピアノのフラッグシップモデルです。
YAMAHA CLP-785PEが直接の競合となるので、性能や機能についてはほぼ同等です。
個人的には電子ピアノの鍵盤はKAWAIのものが一番本物に近いと思っています。
なし(2023年時点)
Rolandの電子ピアノのフラッグシップモデルです。
アコースティックピアノを作っているメーカーではないため、タッチ感や音の響きはYAMAHA・KAWAIに半歩及びませんが、その分電子楽器としての性能は抜群です。
CASIOの電子ピアノのフラッグシップモデルです。
アコースティックピアノを作っているメーカーではないため、タッチ感や音の響きはYAMAHA・KAWAIに一歩及びません。
サイズ・重量が控えめなので、これまでに紹介したものでは設置が難しい場合に選択肢に入るかと思います。
発表会やライブでも使いたい方にオススメの電子ピアノ
ライブハウスや路上ライブ、またカフェやホールといった環境に持っていって演奏をする方向けです。
電子ピアノやキーボード、シンセサイザーについて見ていきます。
この場合はYAMAHA、KAWAIよりもむしろ、KORG、Rolandが得意な分野ですね。
- 本間昭光(ポルノグラフィティ、いきものがかり など)
- KO-ICHIRO(Skoop On Somebody)
- 松本圭司(T-SQUARE など)
- ドン・エイリー(Deep Purple)
- ライアン・テダー(One Republic)
- マシュー・ベラミー(MUSE)
- 村原康介(MOMO など)
- 山木隆一郎(RYPPHYPE など)
- 大沢伸一(MONDO GROSSO など)
- 土橋安騎夫(レベッカ)
- 蒼山幸子(ねごと)
- 猫田ねたこ(JYOCHO)
なし(2023年時点)
いかがでしたでしょうか。
ここまで、シーン別のオススメ電子ピアノをメーカーごとに見てきました。
電子ピアノは種類が多いので迷ってしまうかもしれませんが、裏を返すとどんな用途にも対応できるラインナップが揃っているということです。
失敗がないように、きちんと使い方に合った電子ピアノを用意して、ぜひピアノのある生活を満喫して下さい!
レッスンも進んできたし、家でも練習できるように何か楽器があったほうがいいですね