子どもの習い事|空手ってどうなの? 徹底解説

こんにちは、minamiです。

体力と礼儀作法が身につくことで人気の空手。

稽古を通じて人格形成にも効果がある、格闘技としてはメジャーな習い事のひとつです。

一方で、怪我が心配。。乱暴な子にならない? と気になっていらっしゃる親御さんが多いです。

ここでは、そんな空手について、実際に習うとなるとどうなの? といったところを見ていきます。

空手はこんな習い事

基本情報
  • いつから?:5歳~
  • 性別:男の子が興味を持ちやすい
  • はじめやすさ:☆☆☆☆☆
  • 続けやすさ:☆☆☆☆☆
  • 費用:☆☆☆☆☆
  • 実生活へのお役立ち度:☆☆☆★★
身につくスキル
  • 空手スキル
  • 道着の着方
  • 礼儀作法
  • 基礎体力
  • 筋力
  • 集中力
  • 忍耐力
関係するお仕事
  • 空手家
  • 格闘家
  • 警察官
  • 自衛官
  • 警備員

空手では、基礎・型・組み手の稽古を通して、型の美しさや組み手の技術を向上させることが目的です。

段位のシステムがあるので、お子さんの成長が分かりやすいです。

また、空手では礼儀作法・礼節を大事にしているので、教室や道場へ通ううちに自然とこれらが身についていきます。

教室や道場によっては、大会へ出場し、結果を残すことが大きな目標となります。

また、空手には大きく2つの形式があります。

1.伝統派(寸止め)

文字通り、組手においても寸止めルールを採用しています。

オリンピック競技にも選ばれました。

2.フルコンタクト

他の格闘技と同じく、組手では実際に相手に当てます。

より実戦的と言われています。

これに加えて、空手には流派・団体もあります。

伝統派の四大流派

剛柔流 - 守りを重視する流派

https://goju-ryu.jp/

糸東流 - 伝統派の中でも実戦的な流派

https://www.karatedo.co.jp/shitokai/

松濤館流 - 伝統派の中でも人口の多い流派

https://www.shotokai.jp/

和道流 - 柔道や剣道の要素を取り入れた流派

http://www.wado-ryu.jp/

フルコンタクトの有名団体

極真会館 - 最も大きな団体

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/

極真館 - 顔面攻撃が許されている団体

https://kyokushinkan.org/

新極真会 - メディアへの露出の多い団体

shinkyokushinkai.co.jp

芦原空手 - 守りを重視する団体

https://ashihara-karate.net/

正道会館 - 他流試合を意識した実戦的な団体

https://www.seido.co.jp/

大道塾 - 投げ技や絞め技なども取り入れた団体

http://daidojuku.com/jp/

誠道塾 - アメリカ生まれの空手団体

http://www.seido-tokyo.com/

同じ空手でも、流派・団体によって考え方は様々です。

お子さんやご自身のイメージに合った流派を選んでみましょう。

四大流派・有名団体のどれかであれば、もし引っ越しなどで住む場所が変わったとしても、同じ流派・団体の教室を見つけやすいため、空手を長く続けていくことができます。

空手の費用

初期費用は教室によって変わります。

  • 入会金:0~10,000円程度
  • レッスン料:3,000円~5,000円程度

を目安とすればいいでしょう。

週1~3日程度、道場が空いている日に稽古に行くイメージです。

お子さんのご希望や、先生との相性も含め、事前にチェックしておくことをオススメします。

道具としては、道着が必要となります。

こちらは10,000円程度となります。

また、昇給試験を受ける際にも費用が発生します。

いわゆる白帯や黒帯といったもので、1回につき10,000円程度を想定しましょう。

トータルしても、空手は他の習い事と比較しかかる費用が少ないことが特徴です。

空手を習うメリット

体作りに役立つ

空手は全身を使うので、体全体の筋肉をバランス良く鍛えることができます。

また空手は格闘技なので、流派や団体によっては拳や脚を実際に人に当てる、また当てられることがあります。

これによって暴力の危険性や人の痛みをしっかりと学び、理解することができます。

格闘技を習わなければまず経験できない貴重な機会と言えるでしょう。

度胸・集中力が身につく

お子さんによっては、大会で型や組手を披露するために日々の稽古を行います。

目標を決めてステップバイステップで取り組むことは、勉強や仕事にも通じる「継続は力なり」です。

空手を習っている子はやはり集中力が高いですし、本番の大会ではものすごい緊張感の中で型や組手を披露します。

上手、下手に関わらず、お子さんにとっては大きな成功体験で、人生の中でも貴重な経験をさせてあげられます。

空手そのものの上達以上に、子ども自身の成長につながるでしょう。

正しい礼儀作法・姿勢が身につく

空手の稽古では姿勢や所作をとっても大事にしているので、先生からしっかりと正しい礼儀作法の指導が受けられます。

小さいお子さんであれば忍耐力・集中力を養うことにもつながるでしょう。

試合中のガッツポーズがルールで禁止されているほど、厳しい心構えが必要となります。

そういった環境の中ですから、普段の生活でも自然と凛とした佇まいの子になっていきます。

空手はこんな子にオススメ

まず注意してもらいたいのは、男の子が向いていて、女の子が向いていないといったことはまったくないということです。

女子空手のオリンピック銀メダルは記憶に新しいですね。

その上で、空手はこんな子にオススメです。

体を動かすことが好きな子

ヒーローごっこや戦いごっこが好きな子

優しい子

夢中になりやすい子

空手は組手や試合のイメージが強く、怪我をさせてしまわないかと心配になるかもしれません。

でも組手や試合だけが空手ではありません。

型を美しく行うことも立派な空手のいち分野ですし、オリンピック競技としても採用されています。

性別に関係なく、お子さんが気に入れば、長く続けて一生の趣味にすることができる習い事です。

ここまで、空手がどのようなものなのかについて見てきました。

元々は琉球王家に伝わる格闘技、てぃが中国武術と結びつき、唐手からてになったと言われています。

その後「何も持たない」という意味の空手からてに名前が変わり、日本の伝統武術として今日に至ります。

稽古を通じて、体の使い方や正しい礼儀作法を身につけられる習い事が空手です。