こんにちは、minamiです。
絢爛なイメージで人気の日本舞踊。
着物の着付け方や、美しい所作を身につけられることで、自分も習いたかったと思うママも多いのではないでしょうか。
一方で、なんとなく踊るのは分かるけど、他には何をする習い事なの? お金がかかるんじゃないの? という疑問もよく聞きます。
ここでは、そんな日本舞踊について、実際に習うとなるとどうなの? といったところを見ていきます。
Contents
日本舞踊はこんな習い事
日本舞踊では、日本舞踊の踊り方を学び、お稽古を重ねることで日本舞踊をより美しく踊ることが目的です。
日本舞踊そのものだけでなく、日本舞踊を踊る際の所作・礼儀作法、着物の着付け方などの知識をつけることも含まれます。
教室によっては、発表会やおさらい会でお稽古の成果を披露することが大きな目標となります。
いわゆるダンスとの違いは、細かな動きの一つ一つに型があり、繊細な体の使い方を必要とすることです。
日本舞踊は能楽や歌舞伎がルーツとされていて、激しさと静けさが同居する芸術性の高い踊りです。
また、日本舞踊には流派があり、まずはどの流派で学ぶかを決めるところからスタートします。
たくさんの流派がありますが、五大流派と呼ばれるこの5つを押さえておけばまずは大丈夫です。
花柳流 - 人口が最も多い流派
藤間流 - 歌舞伎と関係の深い流派
若柳流 - 品のある振り付けが特徴の流派
http://www.wakayagiryu-souke.jp/
西川流 - 最も歴史ある流派
https://www.nishikawa-ryu.com/
坂東流 - 最も歌舞伎の影響が強い流派
同じ日本舞踊でも、流派によって考え方は様々です。
お子さんやご自身のイメージに合った流派を選んでみましょう。
五大流派のどれかであれば、もし引っ越しなどで住む場所が変わったとしても、同じ流派の教室を見つけやすいため、日本舞踊を長く続けていくことができます。
日本舞踊の費用
初期費用は教室によって変わります。
を目安とすればいいでしょう。
ふつう月4回ほどのお稽古となるため、月謝は8,000円~を想定しましょう。
グループレッスンか個人レッスンかによっても費用が大きく変わります。
お子さんのご希望や、先生との相性も含め、事前にチェックしておくことをオススメします。
道具は最低限こちらが必要です。
まずはトータルで8,000~30,000円程を見ておけばいいでしょう。
着物は夏は浴衣、冬はウールのものを選びます。
高価なものである必要はまったくなく、高くとも20,000円程度のもので問題ありません。
扇子と手ぬぐいは、教室や流派で決まりがある場合が多いので、実際に習う先生に聞いてみましょう。
最も費用がかかるのは発表会、おさらい会で、グループレッスンが主の日本舞踊教室に通うか、きちんと流派に入門して師範からマンツーマンで習うかによって変わります。
日本舞踊教室での発表会、おさらい会では師匠への謝礼等で最低でも50,000円ほどと考えておきましょう。
流派に入門したうえで、劇場や舞台で発表会を行う場合、最低でも数十万円が必要となります。
ご本人のレベルや会場の規模によっては数百万円、時には10,000,000円を超えるケースも。。
これは会場費や衣装や道具を完璧に揃える必要がある他、音楽は生演奏を行うことになるからです。
その他、教室によってはお中元やお歳暮などのご挨拶もあります。
このあたりも含めて、どこにどれだけの費用がかかるのかを事前にチェックしておきましょう。
こんなの聞いてない! といったミスマッチをなくし、お子さんが日本舞踊を長く続けていける環境を整えてあげましょう。
日本舞踊を習うメリット
人前で発表する度胸・集中力が身につく
普通、お稽古では先生や他の生徒を前にして踊ります。
またお子さんによっては発表会やおさらい会に向けて日々の練習を行います。
目標を決めてステップバイステップで取り組むことは、勉強や仕事にも通じる「継続は力なり」です。
日本舞踊を習っている子はやはり集中力が高いですし、本番の発表会やおさらい会ではものすごい緊張感の中で踊りきります。
上手、下手に関わらず、お子さんにとっては大きな成功体験で、人生の中でも貴重な経験をさせてあげられます。
日本舞踊そのものの上達以上に、子ども自身の成長につながるでしょう。
正しい礼儀作法・姿勢が身につく
日本舞踊のお稽古では、体の隅々まで細かな動きを行う練習をします。
そのうえ、姿勢や所作をとっても大事にしているので、先生からしっかりと正しい姿勢の指導が受けられます。
小さいお子さんであれば忍耐力・集中力を養うことにもつながるでしょう。
また、日本の伝統芸能ですから、伝統的な正しいマナー・礼儀作法を学ぶことができます。
そうして、美しく品のある姿勢が自然と身についていきます。
着物の着付けができるようになる
日本舞踊では、普段のお稽古から着物を着て行います。
その分、お子さんにとって着物に触れる機会が多くなり、自然ときれいな着方や着付け方が身についていきます。
花火の日は子供に浴衣を着付けてもらって、、といったことができると素敵ですよね。
着付けそのものもそうですが、着物や浴衣を着慣れた姿はとてもかっこいいです。
ゆるく締めているように見える帯が全然ズレなかったりですとか、そんなところが分かる人には分かります。笑
日本舞踊はこんな子にオススメ
まず注意してもらいたいのは、女の子が向いていて、男の子が向いていないといったことはまったくないということです。
日本舞踊はもともと能楽や歌舞伎をルーツとしており、特に歌舞伎は男性の文化です。
その上で、日本舞踊はこんな子にオススメです。
女の子が習うことが多いですが、男の子が踊る姿もとってもきれいで素敵です。
これまでも少し触れましたが、歌舞伎の踊が大奥で伝わったことから始まった文化です。
歌舞伎っぽい激しい動きは、むしろ男の子の方が得意かもしれませんね。
性別に関係なく、お子さんが気に入れば、長く続けて一生の趣味にすることができる習い事です。
ここまで、日本舞踊がどのようなものなのかについて見てきました。
なんとなく費用が高いというイメージをお持ちかと思いますが、それは日本舞踊に本気で取り組むと決め、流派へ入門し、大曲に取り組んでいくときです。
逆に日本舞踊教室で趣味程度に続けていくのであれば、実は他の習い事と比べてもそれほど費用がかかるわけではありません。
始めるにあたっては、実はそれほどハードルが高くないので、ある意味イメージで損をしているのかもしれません。。
お稽古を通じて、正しい礼儀作法、日本の伝統文化・伝統芸能を身につけられる習い事が日本舞踊です。